みずな鍋

分霊

PDCAを最短で回せ

「勉強ってどうやってますか」と、開発部のエースの人に聞いてみた。

返ってきた答えは3つ
①浅く広く捉えるのはggrksが一番
②狭く深く掘り進めていくにはPDCAを最短で回す
③一番大事なのは狭く深く掘り進める対象を見極めること

①浅く広く捉えるのはggrksが一番

ざっくり知るならネットで雑に検索するだけで十分ということ。
即アクセスできるしキーワードから引き当てられるし、それはそう。このレベルの話なら裏付けとか重要じゃないし。
ただし、ググって入ってくるばらばらの知識を体系化するスキルは必要そうだ。

②狭く深く掘り進めていくのはPDCAを最短で回すこと

壮大な目標に対して長大なロードマップを立てても、わからないことだらけになるし、前に進めているかもわからなくなる。
それなら達成できる小さい目標を立ててそのフィードバックを得る。そうすれば学習が必要な範囲も限られるし、手ごたえもわかるので次の指針が立てられる。
目標を必要な要素に砕いてマイルストーンを立てようと言い変えられそう。
最初から分野を網羅するような辞書的な本で勉強するより、まずはチャート式とか問題集で一つのことに対して答えるを積み上げるのがいい、というのはここ数年で実感している。問題集は一問一問にごく小さいゴールが設定されているようなものだと思えば納得がいく。前提知識なしで問題集に向き合うのもそれはそれでつらいが、軌道に乗り始めると早い。

③一番大事なのは狭く深く掘り進める対象を見極めること

浅くていい分野と、深く知る必要のある分野をちゃんと分ける。
なんでも深くやっていたらキリがないし、気力も時間も持たない。
「大人になったら何でもかんでも勉強してる時間がない」
「やることを決めるよりもやらないことを決める方が大事」
と上司によく言われてたけれど、たぶん似たようなことを言っているのだろう。

自分は

「なんとなく面白そう」のアンテナはいっぱい立つけど、実際何から手を付けていいかわからなくて終わっちゃうことが多い。
とにかく広くアンテナを張る、やると決めたらとりあえず問題集っぽいものに手を付ける。このへんを意識していこう。

本を読む

自分は本が読めない

、という自己認識がある。
読むのは遅いし、読んでても集中が切れちゃうし、読んでも数行前に何書いてたか忘れちゃって全然進まないし、同じ行を何回も読んじゃうし・・・

ずっと現代文(科目)が苦手だった。
中学受験のときも大学受験のときも国語は他教科より偏差値が10~20低く、読んだまま答えればいいだけと言われても困ってしまう。なにをどうすればいいかも全く分からず漢文以外は切り捨てた。

とはいえ全く本を読まなかったわけではなく、中学生の頃はラノベにはまった時期もあった。しかし関心は持てど数は読めず、読む意思が薄れていって積み本が増えるばかり。意地で揃えてしまった「マリア様がみてる」が50冊近く実家に鎮座しているが、約半分手つかずのままだ。*1

 

本を読めるようになりたい

本を読めないことに対する嫌悪感を抱いており、克服したいと思っている。
理由は下記3つである。

① 何か面白そうな情報/必要な情報が書かれた本を見つけても、それを読める自信がない、手に取っても情報を得られずに終わってしまう、という機会損失を避けたい
 →これは困りごとである。学習能力の一部として捉えており、昔も今も欲している。

② 友人知人との会話についていきたい
 →人に薦められたり聞いた話題に関心を持ったりして何か本に行きついても、読める自信がなくて手を伸ばせなかったり、読み始めても力尽きたり。結局己はそこに辿り着けないのだという無力感と劣等感に苛まれる。

③ 本をいっぱい読んで深いor幅広い知識を得ている人や、教養のある人に憧れる
 →ダサい理由だと自分でも思ってしまうが、自覚した以上は受け入れて向き合いたい。

 

本を読めるようになるために

本を読めるようになるためには本を読んで慣れていくしかない。そんな脳筋理論から読書を己に課している。
とはいえ、何もなしに「読むぞ~」と勢いをつけてもすぐ失速するだけなので(経験済)、いくつか試みていることがある。

① 読書記録をつける

約3年前から読書録をつけている。
たいそうなものではなく、読み始めた日、読み終えた日、タイトルをメモアプリに羅列しているだけだ。そういうのはスプレッドシートでやれ。
振り返ると、何か読みたい本に出会うか、「本を読まねば」という強迫観念から読み始め、数冊読んで数週間から数か月で失速して数か月読まなくなる、というのを繰り返している。
なお、記録をここに貼ることはしない。小っ恥ずかしいから。

② 読書目標を立てる

2023年の年始に「年25冊読む」を目標に掲げた。2冊/月に1冊を加えた数。
本の内容如何に関わらず、1冊は1冊とする。*2
数を決めるだけではあるが、これが案外有効で、目標があるからには読まねばならぬと己を駆り立ててくれる。単純な奴め。
軽い本ばかり読めば簡単に目標達成できてしまうが、早く数を読めたという実績になるのでそれはそれでよいだろう。むしろその実績が自信につながる気もする。

③ 重要じゃない本をさらっと読む

ここ最近の試み。なんとなくさらっと知識を拾えればいいかなという本を、1ページ20秒とか30秒とかを目安にしてパパっと流す。「読む」というより「情報を拾う」という感じ。
一字一句追うとどうしても読むのが遅くなるので、スピードが気になる場合はこうした技術が必要なのだろう。この練習になるのと、早く本が読めたという成功体験から自信になるのとで、今の自分に向いているのではと思っている。
ただ、ある程度知ってる分野で内容が予想できるものでないと辛い。知らない単語は受け止めるのに時間がかかるので、知らない分野や表現が小難しいものだと何も情報が拾えず視界を動かすだけになってしまう。*3

 

なんやかんやと書いたが、本屋や図書館で物色するのは楽しいし、読んでるときも楽しい。
まだ開くためには勢いが必要だし、読み進められないものもいっぱいあるが、本は好きだ。
まだまだ読もう。苦手意識を減らすために、楽しむために。*4

*1:全く読めないわけじゃないじゃん、と言われるとその通りである。
「全く読めない」わけではなく、「本を読むのが苦手」。より正確に言えば「読む能力が己が満足できる水準に達していない」だけである。しかしここでは自分の中で自分に使っている言葉の通り「本が読めない」とした。

*2:技術系の本だと、必要な部分/今の自分が分かりうる部分だけ読むことがあり、これをどう換算するかは検討中。

*3:難しい本も勢いよくサラッと流して二周目でじっくり挑んだ方が読みやすいのだろうか。一周目がストレスフルになりそうだが。

*4:できないことをできるようになろうというとき、能力不足を打破する場合と、苦手意識を克服する場合があるように思う。
この分類でいうと、最初は前者だと思っていたが、向き合ううちに認識が変わって今は前者:後者=3:7ぐらいの認識になっている。要素でいえば理由の①が前者で②③が後者か。